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妊婦さん必見!逆子になる原因とママにできること5つ


病院で「逆子だね」と言われて不安になっているママはいませんか?

逆子とは

逆子とは、お腹の中にいる赤ちゃんの頭が上に向いていてお尻が下になっている状態です。
通常、分娩時には赤ちゃんの頭がママの子宮口に向かうように、逆立ちしている状態になります。これを「頭位」と呼びます。

妊娠中期までは約30~50%の赤ちゃんが逆子になっている、というデータもありますが、分娩時には頭位になっていることがほとんどです。
分娩時まで逆子の赤ちゃんは約3~5%と言われていますので、妊娠30週くらいまでの妊婦さんはあまり心配し過ぎないようにしましょう。

妊娠32週頃になっても頭位にならない場合、妊婦健診で「逆子ですね」と診断する先生が多いです。
妊娠35週を過ぎても逆子の場合は、帝王切開の準備が始まってきます。
帝王切開をする日を決めて、入院する2日くらい前に最後の妊婦健診が行われることが多いです。

私自身も1人目の妊娠時は逆子と診断され、帝王切開の計画を立てましたよ。
この体験談の続きは最後にまとめましたので、ぜひ読んでいってくださいね。

逆子になる原因

では、なぜ赤ちゃんが逆子になるのでしょうか?
逆子になるほとんどの原因は不明と言われていますが、関係する要因もいくつか挙げられています。

双子や三つ子などの多胎妊娠の場合や、子宮内の胎盤が形成される位置が下の方にあったり、羊水過多で赤ちゃんが動きにくい場合も逆子になることがあります。
また、便秘などでママの大腸が硬いと大腸が壁になって赤ちゃんが動きにくくなってしまうケースもあります。

その他に、胎児の奇形子宮筋腫なども逆子の原因と言われることもあります。
このような場合は妊婦健診でちゃんと説明があるはずなので、それ以外の多くの場合は原因が分からない、ということになります。

私が通っていた病院の先生や助産師さんには「この姿勢が居心地の良いのね」と言われ、逆子でも特に不安に思うことはありませんでした。
逆子と診断されたママもあまり心配しすぎずに「この子のベストポジションなんだな」ぐらいに考えていることをおススメします。

逆子で分娩するリスク


自然分娩を強く望むママにとって心配なことは「逆子のまま自然分娩は可能なのか」と言うことです。
ほとんどの医療機関では逆子のままの自然分娩は推奨していません
なぜなら頭位の自然分娩に比べて、逆子での自然分娩には母子ともに多くのリスクが伴うからです。
順番に解説していきます。

適切なタイミングより早く破水してしまう


赤ちゃんがママの子宮口に頭がはまるように降りてくるとお産が進んでいき破水しますが、逆子の赤ちゃんのお尻や足が先に子宮口に到着してしまうと、お産が進んでいない状態で適切なタイミングより早く破水してしまうことがあります。破水すると無菌状態だった子宮内に細菌が入り込むリスクがあり、赤ちゃんが子宮内感染してしまうことがあります。

赤ちゃんより先にへその緒が子宮外に出てしまうことがある


頭位での出産の場合、通常赤ちゃんが生まれてからへその緒と胎盤が出てきます。
しかし逆子の場合、子宮口と赤ちゃんとの間に隙間できてしまうため、破水の際に赤ちゃんより先にへその緒が子宮外に出てしまうことがあります。
すると胎盤からへその緒に流れてくる血流が滞ってしまい、赤ちゃんに十分な酸素が行きわたらなくなることがあり、胎児機能不全を引き起こす可能性が出てきます。

分娩が遅れやすい


赤ちゃんの頭がママの子宮口にはまり、どんどん下に降りてくると陣痛が強くなり子宮口も徐々に開いてきてお産が進みます。
しかし逆子の場合、赤ちゃんの頭による子宮口の圧迫刺激がないため、陣痛が誘発されにくく分娩に時間がかかることがあります。

また、赤ちゃんの肩や頭がママの骨盤にひっかかって出てこれなくなってしまう危険性もあります。
分娩に時間がかかり赤ちゃんの体力が消耗してきてしまうと、赤ちゃんが低酸素状態になって仮死状態後遺症を引き起こすリスクも高くなるため、緊急帝王切開になる場合もあります。

以上のリスクを考えると、逆子のままの自然分娩は推奨されないのが理解できますね。
母子ともに無事に出産を終えることが最優先です。

逆子を治す方法はあるの?

妊娠32週頃を過ぎて、逆子と診断されたママが逆子を治すためにできることは何があるでしょうか?
よく耳にするのが「逆子体操」ですね。
病院で逆子体操を指導する場合もあれば、積極的に指導しない病院もあるようです。
逆子を治したいな、と考えるママは実践してみると良いと思います。

ただし、実践する前に必ず主治医の許可を取ること、お腹の張りや体調不良を感じたら中止することに気を付け、「治ればいいな」くらいの気持ちでリラックスして行いましょう。

側臥位(そくがい)

赤ちゃんがママのお腹の右側にいる場合、ママは右を上にして横向きで寝ます。
赤ちゃんが左側にいれば左を上にして横向きで寝ます。
お腹の赤ちゃんと添い寝しているくらいの気持ちでリラックスしましょう。
日によって赤ちゃんが左右に移動しているので、赤ちゃんがお腹のどちら側にいるのか確認してみてくださいね。
横になってみるとお腹の重みで分かったり、ママの肋骨の下あたりを優しく触ってみると赤ちゃんの頭に触れることもできるはずです。

胸膝位(きょうしつい)


四つ這いの姿勢から、頭や胸は床につけてお尻を高く上げた姿勢です。
上半身はリラックスしておきましょう。10分程度、その姿勢を維持します。
その後は急に立ち上がったりせず、一度側臥位になって休憩しましょう。

仰臥位(ぎょうがい)


仰向けに寝た状態で、お尻の下にクッションやタオルなどを入れ、お尻を高く持ち上げたブリッジの姿勢です。
膝は立てても伸ばしてもどちらでも構いません。これも10分程度続けたら、側臥位になって休みましょう。

鍼灸


これはママ自身が直接行うことではありませんが、効果があるとされている方法です。
逆子に効果的なツボがあり、そこに針やお灸をしてもらうことで逆子が治ることがあります。
マタニティの知識が豊富な鍼灸師さんがいる治療院を探してみましょう。

足湯


治療院に通えないママには足湯もおススメです。夏でも冬でも、足先が冷えているママはかなり多いです。
逆子の原因の一つとして「冷え」も挙げられていますが、特に妊娠後期になると急激にお腹が大きくなり、ママの血管は圧迫され血流が悪くなります。
特に足先の血流が悪くなりやすく、冷え性が悪化することもあります。
40°くらいのお湯で足湯をすると、身体も温まり赤ちゃんの胎動も活発になることがあります。

上記で紹介した方法は、単発で効果があるものではありません。
毎日少しずつコツコツ続けてみましょう。
「頭は下向きだよ~」「こっち向いてごらん」とお腹に触れながら話しかけてあげると、ママのお願いを聞いてくれるかもしれませんね。

体験談

冒頭で少し触れた通り、私は1人目の子の妊娠は逆子でした。
35週を過ぎても逆子のままで、エコーで見ると首にへその緒も巻き付いていました。
先生にも「へその緒で遊び過ぎて絡まっちゃったかな?」と笑われ、元に戻るのは難しいかもしれないね、と言われました。
帝王切開の予定を組みましょうと案内されて38週0日で帝王切開することになり、2日前に最後の妊婦健診に来てねとのことでした。

いよいよ帝王切開の2日前、最後の妊婦健診に行って赤ちゃんを確認すると、なんと頭位に戻っていたのです。
先生も「え?よく回れたね、ママ痛かったでしょ?」と言われましたが、普段から胎動の激しい子だったので、私は回ったことに全然気づかなかったです。
あと2日で赤ちゃんに会えると思っていたので「陣痛待ちだね」と言われたときは何とも複雑な気持ちでした。
結局、39週5日で自然分娩になりましたが、「お腹の中が居心地よくて早く生まれるのが嫌だったから気合で回ったんだな」と思っています(笑)

最後まで何が起こるか分からない妊娠出産ですが、逆子になることはめずらしくないのでママはあまり悩みすぎずにいてくださいね。

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